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ダイエットのリバウンド原因は2つ!満足を感じない脳とやる気の無い身体

ダイエットのリバウンド原因は2つ!満足を感じない脳とやる気の無い身体

ダイエットをするとリバウンドは何故、起きるのか?リバウンドが起きなかったら痩せたままだった友人が星の数ほどおりますが、リバウンドを制した人は数えるほどしかおりません。

ダイエットにはリバウンドがつきもの?リバウンドするからダイエット!?そんな風に思うほどリバウンドは、ダイエットについて回る悪魔のような存在です。

 

リバウンドするってどういうこと?

リバウンドするとはダイエットを終えた後、ダイエットを開始した時より太ってしまった状態のことを指しています。

何とも恐ろしい状態です。

そこで、リバウンドをした人にインタビューをしたところ、リバウンドをする人の殆どが目標体重に到達する前にダイエットを諦めてしまっていました。
リバウンドの原因は、ダイエットを諦めること?なのでしょうか?

リバウンドの原因は2つだけ

リバウンドの原因は2つだけでした。

  • ホメオタシスの活躍
  • レプチンの未活躍

この2つが原因でリバウンドが起きていたのです。それでは、原因について解説しましょう。

太った状態を維持したい・ホメオタシスの活躍

ホメオタシス(恒常性)は、身体を一定の状態に保とうとする働きのことを指します。ダイエットで問題になるホメオタシスとは、まん丸と太った身体が細く痩せてしまうことを阻止することです。

太った状態が、いつもの状態なら身体は太った状態を保とうと働くわけです。

そのため、ダイエットを行うと身体は代謝を落として低燃費状態になり、太った身体を保ちやすくしようとするのです。これがホメオタシスの活躍です。

低代謝の状態だと頑張っても痩せにくく心が折れる主な原因。これが目標体重に至る前に諦めた人が多い理由になりますね。

痩せさせるホルモン・レプチンの未活躍

レプチンとは、肥満を防いだり体重の増加を管理するホルモンで脂肪細胞で作られて全身の脂肪の量・満腹信号を脳に伝達する役割があります。つまり、痩せさせるホルモンです。

このレプチンに対しての抵抗性が高い人ほど満腹感を感じにくい状態と言えるのです。抵抗性が高くなる原因は色々とあるようですが、脳がレプチンの信号に慣れてしまうことがあるといわれています。

この状態になると、レプチンは期待された効果(満腹感)を発揮できず活躍できません。その間に食べ過ぎてしまうわけです。これがレプチンの未活躍です。ちなみに、痩せたとしてもレプチンの反応が正常に戻るまで1週間くらいの時間がかかります。

やっと満腹感を感じた後、レプチンは減少しますが、その代わりに食欲を増進させるグレリンというホルモンが分泌されます。痩せたあとは太らせる、よく出来た構造ですね。

このレプチン&グレリンについては、また別の記事で触れたいと思います。

リバウンドは満腹度と低代謝が原因

リバウンドは、せっかく痩せたのに前より太ってしまった悲劇のことですが、前述したホメオタシスとレプチンを踏まえてダイエットのリバウンド原因を考えてみます。

A子さんは、頑張って1週間で2kg痩せました。
身体は急激な体重減少によって『前のままがイイ!(ホメオタシス)』と、太った状態を維持したい気持ちでいっぱいになり低代謝モード(ホメオタシス)になります

そこにやってくるご褒美タイム!

「2kgも痩せたんだから少しくらいの贅沢は許されるだろう」と気を緩めるA子さん。
レプチンの抵抗性が高いままなのでレプチンは活躍できず、満足感が得られるまで時間がかかります。ちょいと食べ過ぎるA子さん。

ご褒美も終わり、痩せた2kgを維持すれば良いだけなので、食生活は普段通りの美味しいご飯を楽しみます。

ですが、身体は停止代謝モード(ホメオタシス)で、普段よりカロリーは必要ありませんので、余ったカロリーは脂肪に蓄積されましたとさ。気づけば痩せた2kgは何処へやら。

太るのなんてアッという間です。

どうしたらリバウンドを防げたのか

リバウンドの悲劇を起こさないためには、身体のホメオタシスを防ぎ、脳が伝える満足感に疑問を持つことが重要です。

急激な変化を嫌う身体」と「満足感を得にくい脳」との付き合い方でリバウンドは防ぐことが出来ます。

急激な変化はダメ!その境界線

身体が急激な変化だ!と感じるポイントは人それぞれで明確な基準はありませんが、多くの人に当てはまる指標はあります。

急激な変化を起こさせないためには、適度な摂取カロリーが必要です

適度な摂取カロリーを知って、ホメオタシスを起こさずダイエットを成功させましょう!

リバウンドしない摂取カロリーはこちらから計算できます。

満足感は計画的に高められる!

人の感覚は脳に支配されているので、満足感を意図的に上げるのは難しいですが、野菜やカロリーが低い食品、消化の緩やかな食品などで満足感を演出することはできます。

それでも物足りなさは感じるものです。
私もお腹がパンパンなのに何か食べたい感じに襲われることがあります。物理的な満腹と満足は別物なのです

そこで、1日に摂取できるカロリーを知ることで現実的なストッパーになってくれます。そのカロリーを超えれば、どんな言い訳をしても太るわけなのです。

1日の摂取カロリーの計算はこちらからできます。

 

理由は沢山あるけどリバウンドの原因は食べ過ぎ

リバウンドについて色々と考えましたが、結局リバウンドも食べ過ぎが原因だということを知りました。そんなに食べたつもりはなくても、身体にとっては必要のない過剰なカロリーを摂っているわけです

身体の反応というのは、目の前のルックスや病気の問題より、身体が飢餓によって危険に晒されることの方が問題だという意志を感じさせてくれます。
さすが人類の歴史の殆どは飢餓の歴史というだけありますね!

幸せなのか…不幸せなのか。複雑です。

Postdate: 2018年05月28日
ダイエット編集部
スタイルデザイン編集部です。ダイエットについての情報をまとめて配信しています。ダイエットの基本から裏技まで日々調査中!
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