ダイエットを始めるとき多くの人は走ることから始めます。でもダイエット上級者ともなればランニングのツラさを痛いほど知っているでしょう。
そんなツラい運動なんてしたくありませんよね。
出来るだけツラくないダイエットを探し、○○だけダイエット、朝○○ダイエットなど色々なダイエットを試しては失敗する繰り返し。そして気が付きます「あれ?空気に栄養あるんじゃない?」と。空気に栄養はありません。
ダイエット上級者になればなるほど有酸素運動を極端に嫌うようになります。「一瞬のツラさなら耐えられる」この考え方になりやすいとも言え、有酸素運動と決別した人生になるのです。
でも、振り返ってみましょう。あなたが嫌っているキツい有酸素運動ってキツ過ぎなのではないですか?
そもそもダイエットに速く走る必要なんてありません。一定の運動負荷を超えていれば、速く走るより長く走るほうがダイエットに向いているからです。
運動による脂肪の燃焼率を調べた実験で、自転車エルゴメーターを使用して低回転数高トルクと高回転数低トルクを比べたとき、高回転低トルクの運動の方が脂肪燃焼率が6%以上有意な結果が出ました。このことからも強い負荷で運動するより、やや軽い負荷で運動する方が脂肪燃焼効率が良いといえ、またテンポよくリズミカルな運動はダイエットに向いていることも分かります。[1,2]
速く走る姿はカッコイイですし憧れます。でも、誰しもが速く走れるわけではありません。
速く走るためには条件があります、「息切れしない心肺機能、効率よくエネルギーを供給する代謝機能、身体の軽さ」です。前の2つはトレーニングによって向上しますが、身体の軽さはダイエットするしかありません。
身体が重いと姿勢を維持する力や走る衝撃も大きく身体の疲弊も早いと言えます。
そもそも体重を落とすためにランニングをしているのに、「速く走るためには身体が軽くなければならない」という矛盾が起きているのです。
速く走ることは憧れですが、ダイエットを効果的に行うためには、程々の負荷でリズミカルに血流量を増やす運動をすることが求められます。
隣を猛スピードで走り抜けていく人を頑張って追いかけてもダイエットの妨げにしかならないのです。自分のペースをしっかり守ってランニング出来ると凄く楽に結果が出ます!私がそうだったように(笑)
程々の運動負荷が知りたい方はこちらが参考になります!